いよいよ作業道づくりをスタート!移住する若手が活躍できる自伐型林業

2日間の道づくりを終え、笑顔みを浮かべるメンバーたち
2日間の道づくりを終え、笑顔みを浮かべるメンバーたち

 9月7〜8日、先祖の山守り隊のメンバーで「もとやま森援隊」(高知県本山町)で活動する面々が、「こわれない道づくり講習会」を開催しました。県内外から9人の人が参加し、山に入り木を伐倒しながら、バックホーを使った作業道づくりを学びました。

橋本さんの指導を真剣に聞く野尻萌美さん。福岡県出身の元地域おこし協力隊。
橋本さんの指導を真剣に聞く野尻萌美さん。福岡県出身の元地域おこし協力隊。

 作業道の作り方を教えるのは、徳島県で林業を営む橋本光治さんです。30年以上も 「こわれない道」をつくり続ける橋本さんは、先祖の山守り隊メンバーたちの講師で、あたたかく指導してくれる先生的な存在です。6月に開催された合宿の時に、もとやま森援隊のリーダーである川端俊雄さんが、「すぐに地元で作業道づくりをしたい」とその場で橋本さんにお願いして日程を組み、今回の講習が実現しました。なんという素晴らしいスピード感。

 

 作業現場となったのは人口400人の高知県大川村。この山はもともと県内の森林ボランティア団体「さめうら水源の森ネットワーク」の演習林で、10 ヘクタールほどの山林が広がっています。森援隊に作業を任せることが決まり、この日が作業道をつくり始める最初の日となりました。

中西さん(左)と様子を見にいの町から駆けつけてくれた講師の中嶋健造さん(右)
中西さん(左)と様子を見にいの町から駆けつけてくれた講師の中嶋健造さん(右)

 これからメインで作業道をつくっていくのは、森援隊の中西晋也さんです。和歌山県出身の35歳。高野山大学を卒業後、僧侶の仕事をしていた中西さんですが林業がやりたくて地元に戻り、「林業やるとしたら森林組合しか選択肢はなかった」と和歌山県内の森林組合で半年間働いていたといいます。

 友人の話をきっかけに高知県の移住説明会に参加したところ、都市住民が田舎に移住し活動する「地域おこし協力隊」の存在や、県内の林業団体「土佐の森救援隊」の活動を知り、「森林組合じゃなくても林業ができる」と協力隊に応募して見事採用されました。今年から協力隊として動き始め、ほぼ毎日山に入って作業道づくり、自伐(じばつ)型林業に取り組んでいます。頼もしいです。

 もとやま森援隊は30人程が活動する林業グループで、月に3〜4回、山で間伐作業を行っています。今後について川端リーダーに聞いたところ、「道づくりを進めて、山で収入を得続けられるような取り組みをしていきたい」とのことでした。

 

 主に活動する4人はみな県外出身者。地縁も資金もない彼らがこのように地元に入って活動していけるのも、先祖の山守り隊が取り組む自伐(じばつ)型林業の大きな特徴です。

 

 10月にも講習会が開催されますので、また案内したいと思います。もとやま森援隊のみなさん、さらなる道づくりを期待してます!