【5.19 四万十1日目】「夏は観光、冬は林業」シマント流自伐型林業の現場で出張講習

5月19〜22日、先祖の山守り隊のメンバーでもある、高知県四万十市の「シマントモリモリ団」の活動場所の山を見学&実習をしました。


活動場所:高知県四万十市 
参加人数:5人 平井明日菜(先祖の山守り隊・代表)、上垣喜寛(副代表)、西岡千史(先祖の山守り隊)、宮崎聖(シマントモリモリ団・団長)、秋山梢(副団長)
講師:橋本光治(徳島県/橋本林業)


およそ7ヘクタールのヒノキの山で、「シマントモリモリ団」は間伐と作業道づくりを中心に活動しています。昨年、橋本先生の指導のもと、400メートル弱の作業道を作りました。今年は新たに500メートルつけるため、前回と同様、橋本先生を招いて作業道の作り方の指導と前回作った道で悪いところがないかチェックを行いました。

 

<5月19日/1日目>
チェックのやり方としては、作業道を一緒に歩き「このヘアピンカーブの角度は急すぎる。バックホーが簡単に回れるよう、もっとゆるやかな弧を描くように作りなさい」「あの木は、道の邪魔になるから切っていい」「道の角度がきついので、ここをバックホーで削って、削った土はここに盛るように」というような感じで、瞬時に問題点とその対策を教えてくれます。

実際に指摘された場所を修復するのは翌日にしようということになり、この日は間伐のやり方を、チェーンソー初心者の山守り隊メンバーが教えてもらいました。

まず、チェーンソーのスイッチの入れ方、エンジンの掛け方、玉切りの方法を学びました。腰を落とし、エンジンをふかすと、木に吸い付くように刃が入っていきます。最後は少し勢いを緩めることがポイントとのこと。チェーンソーの刃が地面について、石などに当たると石が跳ね返り危険だということです。また、熟練した使い手になると、エンジンをふかせすぎることなく、素早く切ることができるそうです。「使い手の良いか悪いかは、エンジンの音ですぐ分かる」と橋本先生はいいます。

チェーンソーでの玉切りが終わると、伐倒作業に入ります。まず、宮崎さんと秋山さんがお手本を見せてくれました。倒す方向を決めます。そして、「受け口」という切り込みを、倒す方向に作ります。30〜45度の角度の切り込みになるよう受け口を作ったら、反対側から「追い口」という切り込みを入れます。くさびを追い口に差し込み、ハンマーでくさびを深く入れていくと、メキメキという音とともに倒れました。みごと狙った角度に木を倒すことに成功した宮崎さん。間伐なとでは、密集している場所が多いため、伐倒のときに他の木を傷つけないように、狙ったところに倒す技術が必要になります。「思ったとおりの場所に倒れると楽しいです」。

17時には山を下り、四万十川でカヌーの実演。「カヌーと林業と関係ないのでは?」というのは大間違い。宮﨑さんや秋山さんは、夏はカヌーのインストラクター、冬は林業という兼業スタイルをとっています。先祖の山守り隊メンバーは、林業(冬)&観光業(夏)という通年サイクルを、この一日で見させてもらいました。(撮影:越智貴雄)

コメントをお書きください

コメント: 1