里山へ還る・先祖の山守り隊

 

戦後約60年間、忘れられてきた林業の価値に気づいた若者や女性、都市住民、被災者らが里山に還る─。私たちは、次世代の森人たち と高い技術を持つ林業家を結び、技術指導や現地交流を通して、次世代型の里山暮らしを実現すべく「里山へ還る・先祖の山守り隊」を結成しました。

私たちが取り組むのは、自ら木を伐り、搬出する自伐(じばつ)型の林業を柱にした暮らしづくりです。自伐型林業は、低コストで、肉体的な負荷が小さい誰で も施行可能な林業形式です。また、巨大な機械で山を削ることがないため、最近では自然環境と共生できる林業形式として注目を集めています。

林業は誰でも始められ暮らしの柱になることを各地で証明し、将来的には連携する団体を増やし、都市部から中山間地域への人口還流を起こす運動へつなげていきたいと思います。

 

里山へ還る・先祖の山守り隊

代表 平井明日菜

設立経緯&山守り隊の取り組み

メンバーのうち代表を含む3名は、記者として一次産業の現場を歩き、取材、発表をしてきました。3名は先祖の山や土地を引き継ぐ者で、2011年に「次世代型山暮らしを考える会」を結成、現場の課題と自分自身の問題と重ねて、里山で暮らす術を模索してきました。


11年に「土佐の森・救援隊」を訪問し、中山間地域や農山漁村で生きる方法の一つとして自伐型林業に希望を持つようになりました。その後、自伐型林業に取り組む団体と意見交換すると、「所属自治体との関係が希薄」「助成事業に依存している」「プロの技術を直接学びたいが、予算がない」などの課題を抱えていると聞きました。また、構成するメンバーの地域間で、それぞれに対する意識が高まっていることがわかりました。


私たちが具体的に取り組むことは、


(1)自伐型林業で生計をたてる林業家から自伐型林業や木質バイオマス活用方法などのノウハウを学ぶ
(2)少しずつ林業で収入を得る
(3)地域特有の課題を共有し、解決に導くネットワークを作る
(4)都市など次世代の里山を担う人々への情報発信をする